はじめての缶ワイン

はじめての缶ワイン

日本でも流行りつつある缶ワインその特徴とは何か?

「缶ワイン」 最近この言葉を以前に比べてよく耳にするようになりました。 コンビニやスーパーでもお酒のコーナーに行くとカップワインやペットボトルワイン、それに「缶ワイン」をよく目にします。

ワインのイメージといえば、少し高級な印象があり、オシャレなバーや家庭でお祝いの際などにゆっくり味わって飲むイメージがありますよね。でもワインは必ずしもそういったシーンで飲むものだけではありません。

はじめての缶ワイン

このような考えを持たれたことのある方にこそ「缶ワイン」がおすすめです。今回は缶ワインがどんな物なのかを紹介していきたいと思います!

そもそも缶ワインとは

缶ワインとは

缶ワインとは、その名の通り「缶に入ったワイン」の事

缶ワインとはスチール缶やアルミ缶などの容器に詰められた新しいスタイルのワインで、世界各国で人気があります。従来のボトルと比べるとサイズがコンパクトになり1人でも気軽に飲めるようなサイズに進化しました。

さらには、これまでボトルワインを飲む時に必要だったオープナーやグラスも不要で何より缶のまま飲めるのが特徴です。そんな缶ワインはアメリカから世界へと広がりを見せました。

アメリカの缶ワイン市場は右肩上がりで急激に伸びてきており、2014年に3憶円だった市場が2019年現在では10倍ほどにまで成長。2019年7月にはカリフォルニアで缶ワインのコンペ「2019 International Canned Wine Competition」が開催されるほどの盛り上がりで、ワイナリーがこぞって缶ワインの製造を行っています。

またアメリカだけではなく、各国の有名なワイナリーも缶ワインを作り始めるなか日本のメーカーも缶ワインの製造を開始。日本でも10数種類の缶ワインが販売されておりムーブメントが起きつつあります。

缶ワインとは

缶ワインの魅力と特徴

日本でも流行りつつある缶ワインにはどんな魅力や特徴があるのでしょうか。ボトルワインとの違いを観点に下にまとめています。

1人でも飲みきれるサイズ感

1人でも飲みきれる缶ワイン

家で1人でボトルワインを開けるのはちょっと気が重いですよね。1人で飲みきれる気もしないですし、残しておいても酸化してしまってあまり美味しくなくなって捨てちゃうことも。

一般的に販売されているボトルワインの容量は750mlですが、缶ワインだと日本でも有名なバロークスは250ml、モンデ酒造の缶ワインは300ml、海外の缶ワインで375mlなど様々な種類のサイズが販売されています。ボトルワインに比べたら半分から3分の1のサイズですね。

缶ワインの容量はどれも200~375mlほどなので、1人でワインを飲みたい時にでも気軽に飲めるのが最大の特徴となっています。

軽いからアウトドアに持っていくのも便利

アウトドアに持っていくのも便利な缶ワイン

缶ワインは軽量かつコンパクトでスペースを取らないため、山や海、ピクニックやBBQなど様々なアウトドアシーンでも気軽に持っていくことが可能です。

また、ボトルワインを飲むときに必要なボトルオープナーやグラスなどの道具を持っていく必要もありません。特にオープナーは持っていくのを忘れてどうやってワインを開けようか…なんてことも良くありますよね。

その点、これまでワインを飲みたくても飲めなかったような場所にも気軽にワインを持っていくことができるため、今後アウトドアシーンなどでの需要がどんどん上がって行くでしょう。

パッケージのデザイン性が高い

パッケージのデザイン性が高い

上の写真は全て海外で販売されている缶ワインですが、非常にデザインに特化しておりお洒落なデザインのパッケージが多いです。

こういった事から海外では若い世代の人や新しいもの好きの人達に支持を得ています。その理由としてはインスタグラムなどのSNSに、俗に言う「インスタ映え」の視点から缶ワインを購入する人も多いようです。これまでのワインに対するイメージとのギャップも若い世代にうけている要因となっています。

缶は瓶よりもリサイクルに特化している

缶は瓶よりもリサイクルに特化している

缶とボトルワインで大きく違うのが容器ですよね。まずボトルワインにも使われている瓶は「ワンウェイボトル」と呼ばれるものです。ビール瓶や一升瓶のように洗浄して何度も使える「リターナブル瓶」とは違い、製造して使われる毎に破棄されリサイクルされます。瓶は砕かれてカレットと呼ばれる素材になり、70%ほどがまた瓶として再生されるのです。

リターナブル瓶は何度も使えることで環境への負荷が少ないですが、ボトルワインに使われているワンウェイボトルに関してはリターナブル瓶やアルミ缶などと比べると製造・輸送などで発生する二酸化炭素(CO2)が多いと言われています。

また、アルミ缶のリサイクル率は93%と高いです(2018年度)。缶のリサイクルでは新しく作る時の3%ほどのエネルギーでまた作ることができるためエネルギーの節約にもなり、ゴミを減らし、缶を作るための資源を守ることにも繋がります。

今では世界的にゴミの廃棄や地球温暖化が問題視されており、あらゆる会社や企業などもECOに対する取り組みを行っています。全世界の一人ひとりが地球の環境問題に取り組むことによって、100年200年はたまた1,000年後の地球を守ることに繋がっていくのではないでしょうか。

日本でも多くの缶ワインが販売されている!?

日本でも多くの缶ワインが販売されている

知っている方もいるとは思いますが、今や缶ワインはコンビニやスーパー、通販サイトなど色々な所で見かけるようになりました!

ここでは日本で販売がされている缶ワインについて紹介していきたいと思います。

モンデ酒造(MONDE WINE)

モンデ酒造(MONDE WINE)缶ワイン

山梨県にあるワイナリーで、ワイン以外にもリキュール、ブランデー、スピリッツ、清涼飲料水など数多くの種類を扱っています。

モンデ酒造からは現在11種類ほどの缶ワイン商品が販売されており、コンビニや量販店、通販サイトなどで購入することが可能です。飲む時に使えるカップが付いている特徴的な缶ワインも販売しています。

モンデ酒造(MONDE WINE)缶ワイン

バロークス(Barokes)

バロークス(Barokes)缶ワイン

オーストラリアのビクトリア州に本社を持ち世界初の缶ワインパッケージの特許を取得しています。

というのも、ワインは内面に何もコーティングがされていない缶に詰めると品質を維持するのに問題があると言われています。その特殊なコーティングを開発し特許を持っているのが「バロークス」です!現在は7種類ほどの缶ワインを発売しており量販店、通販サイトなどで販売がされています。

バロークス(Barokes)缶ワイン

サントリーワインインターナショナル

サントリーワインインターナショナル

皆さんもご存じのサントリー!本当に色々なお酒が販売されていますが、サントリーから発売されてい缶ワイン「カルロ ロッシ ICE スパークリング」は白とロゼがあり、アルコール8%とワインにしては軽く、氷を入れて飲むなど新しい飲み方を提案したワイン!量販店や通販サイトなどで販売がされています。

サントリーワインインターナショナル

缶ワインの楽しみ方(飲み方)

そのまま缶で飲む

缶ワインの楽しみ方

1番オーソドックスな飲み方ですがボトルでは楽しめない飲み方の1つです。

缶ワインは容量も少量であり1人でも十分飲み切れるサイズですので自宅でゆっくり飲みたい時や友達など大人数で飲む時などにグラスに注いで分ける手間もかからず1人1本を持ち楽しむ事ができます!

グラスに注いで雰囲気を楽しむ

缶ワインの楽しみ方

色や香りを楽しみたい時はグラスに注ぎましょう!缶ワインはグラスに注ぐと2杯程度なので適量を楽しむことができます。

湯せんしてホットワインに

缶ワインの楽しみ方

缶ワインは名前の通り「缶」なので瓶とは違い、お湯で湯煎して温めることもできます。鍋やボウルなどの底が深い物にお湯をはり、温めて飲むとホットワインにすることも可能です。

寒い時期にも湯煎ができる事によりキャンプやBBQなどのアウトドアシーンでも気軽にホットワインを飲めますね。ただ缶が熱くなるのでそこを気をつけてください!

※注意 缶ワイン(アルミにパッケージングされた商品)は電子レンジで加熱は出来ません。缶製品はアルミニウムと鉄で出来ていますので放電し、故障や火災の原因になりますので危険です。